日本で靴を脱ぐ:学校訪問ではスリッパと上履き
学校訪問の実践的なエチケット:「上履き」の意味、何を持っていくか、靴はどこに履くか、片足靴ポリシーによってルールがどう変わるか。

日本に来たばかりの人にとって、日本で靴を脱ぐというルールは簡単そうに聞こえる。だが、他の50人の保護者と一緒にトートバッグを持って学校の入り口に立っていて、ブーツをどうしたらいいのかわからなくなるまでは。
ほとんどのガイドは「靴を脱ぐ」で終わります。しかし、このガイドはさらに踏み込んでいます。靴を脱ぐ場所を素早く見分ける方法、日常生活における「上履き」の意味、保護者にとっての学校訪問のメリット、そして東京の一部の区や学校が「片足制」に移行している理由などについて解説しています。
授業参観日、保護者会、入学式などに参加する場合、実用的な持ち物リストと玄関で何をするかの計画を持って帰ります。
基本ルール:靴を脱ぐ場所の見分け方(玄関、標識、ヒント)
日本では、靴を脱ぐのは個人の家だけではありません。学校、診療所、伝統的な飲食店、公民館、畳の部屋がある古い建物などでも見かけます。
最も分かりやすい視覚的な手がかりは玄関です。玄関は、室内の床より物理的に低い位置にある出入り口です。埼玉県の公式生活ガイドによると、玄関は汚れが室内に持ち込まれないように一段低くなっており、玄関に入る前に外履きを脱ぎます(室内用スリッパが用意されている場合は履き替えます)。 (埼玉生活ガイド 第11章 日本の習慣とエチケット、2025年4月1日改訂)
次に、標識を探します。よく見かける標識(日本語→意味)には以下のようなものがあります。
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Please take off your shoes→ 靴を脱いでください No outdoor shoes allowed→ 屋外用の靴は禁止ですPlease use slippers→ スリッパをご利用くださいIndoor shoes→ 室内履き(学校用が多い)
標識がない場合は、「行動のサイン」を探しましょう。入り口付近に靴が並んでいる、靴のロッカーや収納スペースがある、あるいは普段履きの靴で明らかに傷がつくようなきれいな室内の床などです。迷ったときは、入り口で立ち止まり、目の前の人の行動を真似してみましょう。
通常は安全を保つための実用的なドアの手順:
- 下の入口エリアで停止します(ステップアップする前に)。
- 靴をきちんと脱いでください。通路をふさがないようにしてください。
- 他の人が靴を履く場所(ラックや小物入れ)に置くか、全員が靴袋を持っている場合は自分の靴袋に入れます。
- 必要に応じて靴下/室内履きを履いて屋内の床に上がります。
スリッパの基礎知識:室内用スリッパ vs トイレ用スリッパ vs 畳のルール
日本では「スリッパ」は3つの異なる意味を持つことが多く、混同するとすぐに恥ずかしい思いをすることがあります。
1) 室内用スリッパ(ハウススリッパ)
これらは、家庭や一部の施設で提供される汎用スリッパです。埼玉県生活ガイドでは、ホストが室内用スリッパを提供している場合は、外履きを脱いでスリッパに履き替えるよう明記されています。 (埼玉県生活ガイド、2025年4月1日改訂)
2) トイレ用スリッパ(トイレ専用)
多くの家庭や一部の古い施設では、トイレ内(またはすぐ外)に専用のスリッパが置いてあります。埼玉県のガイドブックでは、トイレによってはトイレ専用のスリッパが用意されている場合があり、入退室時に必ず履き替える必要があると注意喚起されています。 (埼玉県ガイド、2025年4月1日改訂)
3) 畳のルール(畳の上ではスリッパは禁止)
畳は、和室の床材として使われる伝統的な藁製のマットです。埼玉県の公式ガイドでは、畳の部屋に入る前にスリッパを脱ぐように明確に指示されています。 (埼玉県ガイド、2025年4月1日改訂)
速習メンタルモデル:外履きは玄関に置いておく。室内用スリッパは「普通の」室内フローリング用。トイレ用スリッパはトイレ専用。畳は通常、靴下か裸足で入る。
ちょっとした「実生活」で役立つヒント:
- 靴下を履いて、見せても大丈夫です。学校訪問では、静かな廊下に座ったり、立ったり、歩いたりすることが多いので、周りの人の目に留まります。
- 暖かい季節にサンダルを履く場合は、靴下を持参することを検討してください(畳の部屋やフォーマルなイベントでは裸足は不自然になることがあります)。
- 日本では、誰かの家を訪問する際にちょっとした贈り物を持っていくのが一般的です。埼玉県のガイドでは、果物やお菓子といった贈り物の例を挙げています。 (埼玉県ガイド、2025年4月1日改訂)
日本の学校訪問:保護者が持参すべきもの(上履き、靴袋)とよくある間違い
ここがほとんどの外国人がつまずくところです。学校は家庭よりも厳しい場合があり、友達のアパートでは「問題ない」ことが学校行事では「禁止」になることもあります。
上履きの意味:上履き(うわばき)は、特に学校など、外履きが禁止されている場所で履く室内履きです。一般的に軽量で、脱ぎ履きしやすいのが特徴です。 (上履きの概要)
保護者の皆様へ:学校ではシンプルな折りたたみスリッパの持参が認められる場合もありますが、多くの行事では上履きと靴入れの持参が明確に求められています。例えば、港区(東京都)は中学校の説明会日程を公開しており、「持参物」に上履きと靴入れが含まれています。 (港区資料:中学校説明会資料、上履き/靴入れを含む上履き/靴入れ
横浜市の学校の配布資料には、さらに具体的な記載があります。ある小学校入学関連の資料(横浜市)には、子どもと保護者の上履きと、保護者の靴を入れる袋の持参が求められています。 (横浜市立学校のPDF:子ども・保護者の上履きと靴袋の持参)
「日本の学校行事 保護者用スリッパ」などと検索した場合、他の外国人の保護者が直面するのと同じ現実を目にすることになります。学校側は、保護者が室内履きと靴を入れるものを持参することをすでに知っているものと想定しているのです。
保護者が準備すべきもの(ほとんどの公立学校訪問で安全なデフォルト):
- 室内履き:折りたたみスリッパまたはスリッポンタイプの室内履き
- シューズバッグ(靴袋/くつぶくろ):アウトドアシューズを入れるための、静かで持ち運びやすいバッグ
- 予備の靴下(オプションですが、雨季には便利です)
- A4サイズの書類フォルダー(多くの学校では用紙を配布しています)
- 通知に記載されている必要なID/訪問者バッジ項目(学校によって異なります)
よくある間違い(およびその回避方法):
- 学校がスリッパを用意していることを前提としています。一部の学校では、来校者用のスリッパや履物を用意していないと明記しています。例えば、港区立港南小学校のウェブサイトには、学校側でスリッパなどの履物は用意していないため、各自でご持参くださいと記載されています。 (港南小学校のお知らせページ)
- 不適切な室内履きの持参。一部のプログラムでは「室内履き」を明示的に必須とし、スリッパやサンダルは禁止としています。港区立中学校の日本語クラスの案内では、生徒に室内履きを持参するよう指示し、スリッパやサンダルは禁止としています。 (港区立中学校案内、2023年:室内履き必須、スリッパ・サンダル禁止)
- 靴の置き場所がわからない。靴用のロッカーや小部屋があれば利用しましょう。ない場合は、靴をシューズバッグに入れて持ち歩きましょう。入り口に散らかしたまま放置しないでください。
- トイレ用スリッパの存在を忘れる。見つけたら、履き替えましょう(廊下に履き戻さないでください)。
ご自身のケースについてご不明な点がございましたら、 LO-PALで地元の日本人に個別のアドバイスを尋ねてください。
使えるミニスクリプト(簡単な日本語):
「上履きは必要ですか?シューズバッグも必要ですか?」
(「当日は上履きが必要ですか?靴袋も必要ですか?」)
地域・学校による違い(東京の「一足飛び」トレンド)+簡単チェックリスト
同じ市内でも、区や学校によってルールが異なる場合があります。最近、知っておくべき重要な変化として、「一足制」(いっそくせい)という言葉が増えていることが挙げられます。これは「片足制」とも訳されます。
品川区議会資料では、「一足制」とは、上履きを使わずに校舎や校庭などを外履きのまま利用できる施設運営システムと定義されています。同資料では、入口の混雑緩和、来客時の移動の円滑化、災害時における移動の円滑化といったメリットに加え、トイレや保健室などの衛生上の例外的な利用についてはスリッパで対応することなどが挙げられています。 (品川区議会資料、2023年2月28日)
片足制導入に関する議論では、港区(東京都)が頻繁に言及されています。港区独自の「市民の声」ページでは、小学校の上履きに関する一足制導入校への継続的な指導について、衛生面への配慮も含め、説明されています。 (港区のページ:小学校の上履き、2025年6月6日更新)
実際には、片足履きの導入を試行している学校でも、特定の教室や活動のために上履きを保管する場合があります。港区立港南小学校は、保健室などでの健康診断などを除き、原則として体育館でのみ上履きを使用するという取り扱いの変更について通知( 2025年2月3日付)を掲示しました。 (港南小学校 通知 2025年2月3日付)
学校訪問前の簡単なチェックリスト
- 「持ち物」の注意事項を読んで、
uwabaki、slippers、shoe case、shoe bagを探してください。 (港区の例は上履き/靴入れを明示しています。) (港区PDF) - 通知に明確に不要と記載されていない限り、室内履きとシューズバッグは必ず持参してください。
- ルールは部屋ごとに異なる場合があると想定します(体育館 vs 教室 vs 保健室)。 (甲南小学校の例)
- 混雑した入口でプレッシャーを感じずに履物を履き替えられるよう、早めに到着しましょう。
- 不明な場合は、学校事務室(学校)に電話するか、学校の通信アプリ/印刷通知を通じて担任の先生に問い合わせてください。
FAQ(学校訪問)
Q: 保護者は必ずスリッパを持参する必要がありますか?
A: 必ずしもそうではありませんが、多くの学校では必須としています。また、学校によっては来客用の靴を提供していないと明記している場合もあります。通知にuwabaki/shoe bag記載がある場合は、必須として扱ってください。 (港区の例)
Q: スリッパと上履きの違いは何ですか?
A: 「上履き」とは一般的に室内履き(多くの場合、学校用の靴)を指します。スリッパはゆったりとした室内履きです。学校やプログラムによっては、スリッパやサンダルの着用が禁止され、室内履きが必須となっている場合があります。 (例:スリッパやサンダルは禁止)
Q: 一足制の学校でも上履きは必要ですか?
A: 例外(体育館、トイレ、保健室など)がある場合、場合によっては可能です。また、学校が新しい環境を試行するため、ポリシーは毎年変更されることもあります。 (品川区資料:衛生に関する例外)
Q: 学校行事の際、靴はどこに置けばいいですか?
A: 地域の制度に従ってください。靴ロッカーや靴入れがあればそちらを使用するか、靴袋に入れて持参してください。横浜市の一部の文書では、保護者の皆様に靴袋をご持参いただくよう明記されています。 (横浜市立学校 PDF)
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この記事のライター

LO-PAL 創業者
厚生労働省支援の外国人患者受入れ医療コーディネーター、法務の専門家。自らの海外生活経験と医療現場での知見をもとにLO-PALを設立。
※ 一部AIを使用して執筆しています
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